カンジダ症 痛み

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成人女性の5人に1人が発症すると言われている膣カンジダ症ですが、おりものの異常と共に症状としてすぐに現れるのが痛みとかゆみです。

 

カンジダ症を発症した女性の多くも、まずはおりものの量が増え、ほぼ無色透明だったおりものが透明感のない白色に変わり、さらに豆腐のしぼりかすやカッテージチーズのようなポロポロとしたおりものが出るようになり異変に気がつくそうです。

 

 

おりものに異常が出る頃には、すでに膣内の自浄作用が弱まり、善玉菌が減っている状態になっています。

 

この頃から、若干のかゆみや、ときどきチクッと膣内を刺すような痛みを経験する女性も多いようです。

 

膣カンジダ症が進行していくと、かゆみと痛みが急激に強くなります。寝ている時にもかゆみや痛みを感じ、無意識のうちに手でかいてしまう人もすくなくありません。

 

ですので、かゆいからかきむしって皮膚の表面を傷つけ、かえってカンジダ症の進行と重症化を早めてしまうのです。

 

症状が重症化するにつれ、かみゆや痛みもさらに増してきます。

 

 

カンジダ症が引き金となり陰部などを無意識にかきむしってしまった結果、気がつかないうちに陰部の症状が悪化し、膣の出入り口付近まで真っ赤に腫れてしまったというケースもあります。

 

外陰部だけでなく、カンジダ症が悪化すると、排尿時に尿道炎(膀胱炎)のような激痛を伴ったり、さらには痛みが原因で排尿が困難になり膀胱や腎臓に負担がかかってしまうこともあります。

 

さらに、腎盂炎など抗生剤を治療で使っているときに、カンジダ症も発症してしまう女性も少なくありません。

 

これは抗生物質などを治療で利用することで、膣本来に備わっている自浄作用が低下してしまいます。

 

ですから、膣内にいる善玉菌のバランスが崩れ、カンジダ菌を含めた真菌類が活発に動き、カンジダ症を発症してしまいます。

 

重症化する前のカンジダ症ではおりものの異常とかゆみや痛みが一般的な症状です。

 

しかし放置してしまうと、耐えがたい痛みや猛烈なかゆみに襲われ、日常生活にも支障をきたすようになります。

 

さらにおりものが上手く排出されず、膣内に溜まってしまい、これらが再度痛みやかゆみの引き金になってしまいます。

 

カンジダ膣炎と病院で診断を受けると、膣剤投与による治療が開始します。

 

産婦人科などで膣内洗浄を受けた後にカンジダ治療薬のジフルカンなどの投薬がスタートしますが、かゆみや痛みが落ち着くまでは、早くても2〜3日ほどかかります。

 

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それまでは強い痛みやかゆみを感じますが、徐々に不快な症状が軽減されていきます。

 

膣カンジダ症以外の皮膚に出るカンジダ症でも、同様に皮膚に強い痛みを感じ、猛烈なかゆさに襲われ肌をかきむしってしまう人が多いようです。

 

肌をかきむしってしまった結果、爪などで肌を傷つけてしまい、皮膚の傷が深くなり治りが遅くなることもあるそうです。

 

カンジダ症の症状に猛烈な痛みとかゆさがありますが、投薬スタートから2〜3日ほどで症状は落ち着くので様子を見つつあまりに痛みが強い場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

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