カンジダ症とかゆみ
カンジダ症の代表的な症状として、かゆみが上げられます。特に女性が発症する膣カンジダ症や、皮膚に出るカンジダ症には、はげしいかゆみや痛みを伴うような症状が発症します。
カンジダ症を発症するカンジダ菌に感染しやすい場所は、性器や肛門周辺、わきの下や女性の乳房の下、腹部などたるみのある箇所、そして口内や膣といった粘膜です。
カンジダ菌はカビの一種なので、高温多湿、そしてやや薄暗い場所を好み繁殖します。加えて合成繊維できつめの下着や、肌や口内の衛生状態が悪いと菌が繁殖しやすくなります。
また、皮膚の表皮上でカンジダ症を発症したときには、発疹やうろこ状のかさつきと共に、かゆみや赤みを帯びた腫れが生じます。
患部にポチエステル系などの合成繊維で作られた衣類が触れる事で、患部を余計に傷つけてしまうこともあります。衣類とのこすれや肌のこすれで、余計にかゆみを感じる人も多いようです。
カンジダ症のかゆみは特有で、乳幼児などまだ自覚症状を上手く言葉に出来ない年齢では、思わず無意識に患部をかきむしってしまう傾向が見受けられます。
カンジダ症には治療薬のジフルカンやラミシール(テルビナフィン成分)の服用薬や塗り薬で治療します。
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特にまだおむつがはずれていない年齢の子供には、肌の柔らかい肛門付近の肌にも皮膚カンジダ症の症状が現れ、保護者が一見するとおむつかぶれや汗疹と見間違えることもあります。
皮膚カンジダ症では、特有のうろこ状のかさつきや赤だけでなく白身を帯びた発疹も出ますので、これらが汗疹や一般的なおむつかぶれとは違った症状といえます。
女性はカンジダ症にかかりやすいといわれており、皮膚に現れるカンジダ症ではわきの下や乳房の下、下腹部のたるみなどに発疹がでやすい傾向があります。
皮膚カンジダ症のかゆみの強さは人によって個人差がありますが、わきの下など肌と肌がこすれる部分では、肌や衣類とのこすれによって強力なかゆみを引き起こすこともあります。
特にわきの下や乳房の下は、女性はブラジャーなどの下着による締め付けが原因で、カンジダ症の治りが遅くなるケースもあります。
これらの部位が皮膚カンジダ症と診断された場合は、下着類は綿100%やシルク素材など、肌への負担が少ない素材を選びましょう。
そして下着が汚れると、すぐに着替えて清潔な状態を保ちます。こうすると、多少かゆみを軽減出来ます。
女性特有のカンジダ症である膣カンジダ症(カンジダ膣炎)ですが、発症してしまうと、陰部に激しいかゆみや痛みを伴います。
膣の粘膜内にカンジダ症特有の発疹などが現れるケースもありますし、外陰部に赤と白の発疹などが症状として現れます。
これらはいずれも強烈なかゆみを感じますが、なかなか手でかけない場所ということもあり、悩んでいる女性も多いようです。
いずれのカンジダ症も、適切な治療と投薬を受けはじめると、薬の服用から2〜3日程度で徐々にかゆみは落ち着いてきます。
ですので、耐えられないほどの強いかゆみを感じる時には、早めに医師の診断と服薬が効果的です。
カンジダ症には治療薬のジフルカンやラミシール(テルビナフィン成分)の服用薬や塗り薬で治療します。
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