カンジダ症の治療期間は?
「カンジダ症」は、常在菌であるカンジダ菌が異常に繁殖してしまうことによって発症する感染症です。
大腸や膣に寄生していて、健康な状態では免疫力によって繁殖が抑えられているために、何のトラプルも発生させませんが、体調不良等により抵抗力が低下すると、カンジダ菌が繁殖してカンジダ膣炎などとして出現します。
カンジダ症、カンジダ膣炎は、まずは痒みとして現れ、赤く腫れたり、白っぽい麹のような、カッテージチーズのようなボロボロしたオリモノが増えます。
ヨーグルトのような臭いを発することもあり、カンジダ膣炎が進行すると痛みを生じることも少なくありません。
子宮経口に炎症を起こしてしまったり、妊娠しづらい膣内環境となってしまうこともありますし、不妊症との関係も取り沙汰されています。
体調不良によって出現するカンジダ症ではありますが、発症すると自然治癒するわけではありませんし、再発を繰り返すケースも多々あります。
男性にも感染しますし、性行為による感染もあります。
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男性の場合は尿道にカンジダ菌が増殖したりするケースで、排尿時の軽い痛みや、男性器の痒みや湿疹などが出現しますが、女性のような重篤な症状ではないために放置したり、見過ごす人も少なくありません。
男性がカンジダ症を発症していれば、性行為によって女性に大量のカンジダ菌を感染させてしまい、カンジダ膣炎となってしまうのです。
カンジダ症は、早期に医療機関で治療すれば、抗生物質と抗真菌薬剤によって10日程度の内服で治ります。
カンジダ膣炎の場合は、婦人科にて膣洗浄を行い、外用薬である膣錠や軟膏を処方されるケースもあります。
痒みやオリモノなどの症状は、通常は数日で軽快しますが、菌はまだ生存して残っています。
薬物治療は勝手に中断せず、症状がなくなっても一週間程度は、医師の指示通りにキッチリと使用することが大切です。
進行状況や症状のレベルによって、抗真菌剤の処方も変わってきますので、専門医により診断と薬剤処方の加減が重要になります。
常在菌である大腸菌によって発症する膀胱炎と同様に、菌が残存しないように撃退することが、再発を防止するためのポイントになります。
医師の指示通りにキッチリと薬剤を使用して、完治させることが大切なのです。
男性の場合は、基本的に軟膏とゾビラックスなどカンジダ症の治療薬を10日程度の内服薬の使用で完治となります。
市販の抗真菌軟膏などでは、症状の緩和にはなっても治癒はしませんので、医療機関にてしっかり治療することが必要です。
中途半端な治療では表出した症状を一旦抑えるだけとなり、何度でも再発して悪化させる結果となり、慢性化させてしまうことにもなりかねません。
更に、薬剤に対して耐性をつけてしまうことにもなりますし、難治性のカンジダ症となってしまうケースも少なくありません。
自己判断で勝手な処置をしたりせずに、必ず医師の指示を受けて確実に治療するようにしてください。
カンジダ症は、主に自己感染によってカンジダ菌が異常増殖して発症するケースがほとんどですが、カンジダ症を発症しているときには性行為によって感染してしまいます。
カンジダ症は正確には性感染症(STD)では無いのですが、性行為によっても感染するために治療は医療機関で迅速に実施することがおすすめです。
他の性感染症と同様でピンポン感染を防ぐためには、パートナーとともに揃って同時期に治療することが大切です。
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