カンジダ症 洗いすぎ

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そもそもカンジダ症を引き起こす原因菌は、カンジダ菌を含む真菌です。これらの真菌は白癬菌の仲間、つまりカビの仲間になります。

 

白癬菌と聞くと身近な症状として水虫を思い浮かべる人も多いですが、人間の体は、これらの菌と共存して生きています。

 

健康な体では悪さをしない真菌類ですが、ひとたび体の免疫力が低下したり、糖尿病などの持病があったり、妊娠を機に女性ホルモンのバランスが変わると発症しやすくなるとされています。

 

そして、カンジダ症を発症しやすくなる原因の1つに、体の洗いすぎがあげられます。

 

現代では肌に優しく洗浄力の強い体用石鹸やボディーソープなどが増えています。

 

特に海外製品の有名ボディーソープでは、赤ちゃんから大人まで幅広く使え、メイク落としにもシャンプーにもなる万能な商品も販売されています。

 

しかし、洗浄力が強くなればなるほど、デリケートゾーンにとってはダメージが増えることもあります。

 

女性の膣内は、ある程度の自浄作用をもっています。つまり、健康な体の人であれば、膣内のお手入れを行わなくとも、清潔に保たれているのです。

 

外陰部に関しても同じで、デリケートゾーンと呼ばれる場所については、優しく手で洗う程度で十分とされています。

 

特に最近は体からでるにおいに対して敏感になっている人が多く、自身の陰部から少しでも悪臭がすると、デリケートゾーンを洗いすぎる人も多いようです。

 

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この菌のおかげで細菌が増えず、カンジダ菌のような増えすぎると病気を引き起こす細菌が増えるのを防いでいるのです。

 

適度に洗浄された膣内や膣周辺であれば、おりものにふくまれる大量の細菌もデーテールライン桿菌の働きでバランスよく保たれ、体外へ排出されます。

 

けれど、陰部を洗浄しすぎると、膣内や陰部を守っていたデーテールライン桿菌が減少します。その結果、カンジダ真菌などの数が増え、膣カンジダ症を引き起こす原因になります。

 

 

 

しかし、膣内に自浄作用があるとはいえ、陰部は清潔に保つ必要があります。ですので、膣内を全く洗わないというのは論外になります。

 

そこで、毎日の入浴などで陰部を洗う時には、なるべく体に負担をかけない優しい石鹸を利用し、手で洗うようにします。

 

入浴中に使うボディー用のスポンジやタオルでこすってしまうと、善玉菌まで洗い流してしまう可能性が多いにあるので要注意です。

 

膣カンジダ症を引き起こしやすくなる原因の1つに陰部の洗いすぎがあるので、極力負担をかけずに洗うというのが正しいデリケートゾーンのケア方法となります。

 

加えて、最近では陰部の永久脱毛を行う女性が増えています。本来デリケートゾーンに生えている毛には、外部からの細菌が入りにくくするという作用もあります。

 

ですから、永久脱毛などで毛を処理してしまうと、外部からの細菌がとても入りやすい状態になってしまうのです。

 

陰部の洗いすぎが原因で膣カンジダ症を引きこしやすくなるため、毎日の入浴などでは、優しく洗いすぎない事でカンジダ症の発症リスクを下げることが出来ます。

 

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