カンジダ症は男性にも感染する？
女性がカンジダ症に感染してしまうと、周囲への感染も気になるところです。特に夫や恋人など、パートナーの男性に感染してしまわないか心配になる人も多いようです。
カンジダ症という病気を引き起こす原因は、人間の体に常在しているカンジダ菌というカビ類や酵母菌によって引き起こされる感染症です。
ですから、女性と一緒に生活をしていたり、性行為を行ってしまうと100%感染するという病気ではありません。
ただし、女性がカンジダ症に感染している時の性行為では、パートナーに感染してしまうリスクがとても高くなりますので注意が必要です。
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日常生活でのカンジダ症の二次感染は、健康な体の成人同士でしたら、ほぼ心配がないと言われています。
膣カンジダ症への感染が判った女性が適切な治療を受ければ、約2週間ほどで増えてしまったカンジダ菌は通常の数値にまで減少するとも言われています。
また、治療のペースは人によって異なります。約2週間ほどの通院と膣剤の投薬で快方に向かう女性が多いですが、糖尿病や心臓病といった基礎疾患を患っている人や、ステロイド剤を使った皮膚炎の治療を行っている人などは、若干症状の改善に時間がかかりやすいと言われています。
混浴など体が触れるようなシーンでカンジダ症が感染することはまずないと言われていますが、入浴後に体を拭いたタオルのみは取り扱いに注意が必要です。
女性の膣カンジダ症の場合、入浴後に使ったタオルを家庭内で使いまわしてしまい、男性に感染したという例もレアケースですが実際にあるそうです。
つまり、膣カンジダ症に感染している女性の陰部を男性が触れてしまうと、二次感染のリスクが高まるということになります。
もし女性が膣カンジダ症と診断された場合は、パートナーと一緒に病院を受診し、2人ともにカンジダ菌がないかを調べます。
もし男性にもカンジダ菌の感染が確認された場合は、性行為感染症としてチニダゾール配合薬服用による治療がスタートします。
特に男性の亀頭冠状溝からカンジダ菌が検出されるケースが多く、性行為によるパートナー間で感染してしまう症例も多くあります。
女性が膣カンジダ症を発症してしまった場合、治療には膣剤とよばれる膣内に直接投薬する錠剤が使用されます。
この錠剤は、投薬後からカンジダ菌の繁殖を抑え、膣内の状態を正常に保とうと働きます。
女性の体から体外へ排出されるおりものの中にカンジダ菌が多く存在しているので、まずは体内で増えてしまったカンジダ菌を抑制しなければなりません。
投薬から2〜3日程度で女性も激しいかゆみや痛みが治まり始め、おりものもカンジダ症特有の白くてポロポロしたようなものから、通常の無色透明な粘液のように変化します。
しかし、病院で内部を検査しなければ、カンジダ菌が減っているかどうかは判りません。ですので、医師の診断を受け、無事カンジダ菌が正常な数値にまで戻っていれば、男性と性行為をしてもうつしてしまうリスクはとても低くなります。
パートナーと一緒にカンジダ症の診察や治療を受けるのは、お互いの体を守るためにもとても大切な事に繋がります。
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