カンジダ症の感染経路
カンジダ症といえば、特に女性の性病と勘違いされやすい病気です。
カンジダ症を発症してしまうカンジダなどの常在菌は、男女・年齢を問わず誰でも皮膚上に保有しています。
体が健康な時には病原性が弱い菌なので発病することもありませんが、免疫力の低下や発症リスクの高い基礎疾患などでカンジダ症を発症してしまうケースも少なくありません。
カンジダ症の原因となる真菌は体の常在菌なので、これらの真菌類を一切経つということはほぼ不可能です。
もともとは病原性も低く、人間の体と共存している菌なので、カンジダ症の感染経路もさまざまです。
年齢・性別を問わず発症する皮膚カンジダ症のケースでは、自らの体にあるカンジダ真菌を含む発症原因となる真菌が、特定の部位で発症してしまうケースです。
特に皮膚カンジダ症の場合は、皮膚表面だけでなく、手足の爪や爪の付け根といった皮膚の奥が深い部分に菌が入り込み発症してしまうケースがあります。
これらの感染経路は、自らもっている真菌がついてしまったか、体の外から真菌類に触れて感染してしまうケースが多いようです。
おむつを着用している乳幼児がかかりやすい肛門部のカンジダ症も、本人もしくは世話をする大人が持っている真菌類などが原因で発症してしまうケースがあります。
また、腸内にもカンジダ症を引き起こす真菌や細菌類が多く存在しているので、特におむつを着用している乳幼児や高齢者では、自らの排便で感染してしまうケースも多いです。
カンジダ治療薬のジフルカン、ニゾラール、ラミシールなどは個人輸入で入手できます>>
口腔カンジダ症(カンジダ性口内炎・モリニア症)は、免疫力が低下している時に年齢を問わず現れる症状です。
なかにはカンジダ症を性病と勘違いしてしまい、カンジダ症を発症してしまった女性とキスをしたり、オーラルセックスをしたために感染したと思う人も多いそうです。
しかし、カンジダ症を発症する真菌は人間誰しも皮膚や腸内に保有しているので、口腔カンジダ症を発症してしまった際の感染経路は、主に自分の体内にいる常在菌が原因と考えて良いそうです。
女性特有の膣カンジダ症の感染経路も同様に、自分の体内にある常在菌が原因で発症するケースが多いです。
他には、性行によってパートナーから感染してしまうケースもありますし、排尿・排便時にトイレットペーパーで陰部を拭く際に膣内に菌が入り込み感染してしまうこともあります。
カンジダ症は皮膚炎に該当するので、一概には性病とは言えない部分もあります。
けれども、カンジダ症に感染している人との性行為では、パートナーにうつしてしまい性感染症となることもあります。
これは、男女の性別を問わず、どちらかがカンジダ症を発症していたり、体の免疫力が低下しているなどさまざまな要因が重なることで発症リスクが高くなります。
他にも母乳で子育て中の親子間で、母もしくは子供のどちらかまたはその両方がカンジダ症に感染していた場合、授乳を通じて親子感染してしまうケースも少なくありません。
加えて妊娠中に母親がカンジダ症に感染し、出産時に赤ちゃんが産道を通る際にカンジダ症に感染してしまう産道感染もあります。
妊娠を希望する女性は、妊娠前にぜひ産婦人科などでカンジダ症に感染していないかの検査を受けることをオススメします。
カンジダ治療薬のジフルカン、ラミシールなどは個人輸入で通販できます>>
ジフルカン(カンジダ症の治療薬) | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
婦人科や性病科でのカンジダ症治療には必ず処方される抗生物質がジフルカンです。成分はフルコナゾールで、飲み薬のため体内からカンジダ菌を殺菌します。塗り薬と併用できますが、ジフルカン単体でもカンジダ症を効果的に治療できます。 | |||||||
|